元気な赤ちゃんを願い、妊婦のおなかをデザインする「ベリーペイント」とは
欧米ではボディーペイントのひとつとして親しまれており、米ミュージシャンのマライア・キャリーが、自身のツイッターにベリーペイントを施した写真を披露したことで、日本でも知られるようになった。
油絵やイラスト、漫画、ボディーペイントなど、幅広く「えかき屋」として活躍している都愛ともかさんも、ベリーペイントを行っているひとりだ。
都愛さんは2008年にアメリカで開催されたボディーペイントの大会でベリーペイントを知り、その後、全国各地でベリーペイントを行っている。
ペイントする時期としては、6カ月から臨月までの間にする妊婦が多く、予定日の1~2カ月前がベスト。
ボディーペイント用の水性の絵の具を使用するため、1日限りの体験となる。
ペイントは大体1時間で完成。
デザインはリクエストに応じて設定するため、世界にふたつとないデザインとなる。
そこで、どのようなデザインが人気なのか、都愛さんにうかがってみた。
「赤ちゃんのイラストを希望する人が多いですね。
男の子なら海・空・地球などの青のモチーフ、女の子ならお花やハートなど暖かい色のモチーフが人気です。
イルカは男女問わずリクエストが多いです」。
過去には、好きな歌のフレーズを用いて、その歌の世界観をペイントしてほしいというリクエストもあったという。
また、パンダとインドというリクエストがあった時は、タージ・マハルを背景にパンダをデザインしたそうだ。
「その方の好きなものや赤ちゃんへの想いを、自由にリクエストいただいています」(都愛さん)。
ペイント終了後はその場でペイントを落とす人が多いが、汚れてもいいような服などを着て、落とさずに帰ることもできるという。
しかし、摩擦で擦れてしまうため、きれいな状態で長時間もたせることは難しい。
「消えてしまうのがもったいない!」という人は、手ぬぐいにペイントを移す“人拓(じんたく)”がオススメだ。
手ぬぐいを水でぬらしておなかにかぶせ、しばらく待てば、布にペイントを残すことができる。
都愛さんはペイントと記念撮影をセットにしたプラン(1万円~)を設定しており、撮影は夫婦や子どもと一緒もOKだという。東京にあるプライベートサロンへ来店することが難しければ、妊婦の自宅へ出張するサービスも有料(+2,000円と実費の交通費)で行っている。
出張は全国どこでも対応している。
ペイントの詳細や申し込みは、都愛さんのホームページを参照。
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