くらし情報『不動産アドバイザーに聞く。契約前に読む「重要事項説明書」のポイントとは』

2012年10月9日 20:35

不動産アドバイザーに聞く。契約前に読む「重要事項説明書」のポイントとは

続いて穂積さんは、「この重説について、特に引っ越しビギナーが知らない点が2つある」と言います。

「重説の方法として業者が守らなくてはいけないのは、『契約する前に行うこと』と、『宅地建物取引主任者の資格を持つ者が、その資格証を借り主に提示して行うこと』です。

仲介業者が、契約が決まった後で重説を行うとか、資格を持たない営業担当者が行うのは違法です。

でも、学生や引っ越しに慣れていない人は重説を理解されていない、ましてや、そのような規定があることはほとんどご存じないわけです。

それをいいことに、業者は、重説の重要性についてよく説明しないまま、早く契約したいがために適当に書面を棒読みして契約書に印鑑を押させる、ということも世間ではよくある事例です」

それが後々、どういうトラブルになるのでしょうか。「賃貸住宅の場合、最も多い例としては、『入居者が退去するときの解約通知をいつするか』ということです。

一般的に、借り主側は1カ月前に通知することになっていますが、今日通知して3日後に解約したい、という人は後を絶ちません。

次に、ペットの飼育、楽器の所有、など禁止事項を無視した、などです。

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