長崎だけじゃない! 福岡、熊本、佐賀にもあった町自慢のちゃんぽん
魚介類や野菜がたっぷりのったちゃんぽん。
発祥は長崎だが、実は九州北部から中部にかけてご当地ちゃんぽんがいろいろある。
それらはどんな味なのか、レポートしよう。
かつて炭坑の町としてにぎわった佐賀県武雄市。
炭坑全盛の頃は、栄養も摂れておなかもふくらむちゃんぽんが炭坑夫に人気で、市内各地に店が点在していた。
しかし、炭坑が閉山した昭和40年代を境に、市内の主要道路である国道34号線沿いに続々移転。
現在では、2~3km内に10店舗ほどが立ち並ぶ。
そんな歴史があるため、味はこってり。
スープは乳白色をしたトンコツベースタイプだ。
また、地理的に海に面していないため、魚介類を使わない店が多く、その代わり地元産の野菜がたっぷりのる。
人気の店は、60年の歴史がある「井手ちゃんぽん」だ。
具がたっぷりの「武雄北方ちゃんぽん」の中でも、ここは特に量がハンパではなく、「ふつう」でも山盛り。
大盛りとなると、ピラミッド状態となる。
そこで、せっかくならばと大盛りをいただいてみた。
すると、とにかく具が減らず、しばらくは具の山と格闘することに。
そうしてやっとたどり着いた麺。