大学の学食をジャック! 学生に向けた広告プロモーション企画を展開
同社は、全国約590キャンパスに学内メディアのネットワークを持ち、計算上では全国289万人(2011年時点)いる大学生のうち、220万人の大学生に何らかのメディアにより情報提供できるプラットホームを整えている。
同社が今年、学生約300名を対象に行ったアンケートによれば、最近の学生は週平均2.8回、学食に通っており、広告メディアとの接触機会が多い。
同社では、学食運営会社とも連携し、学生が喜ぶ企画を実施することで、メーカー提供商品を訴求していく相乗効果を狙う。
これまでは学食トレーに貼りつけるシール広告やポスターなど単体で実施していたが、一定期間中、学食内の広告媒体をすべて関連内容でジャックするなどして認知・訴求率を高めるプロモーションを展開。
特に学食との相性が良い食品関連企業からの発注やリピートが多くなっているという。
これまでの実績企業の一例として、ごま油など食用油の製造販売の老舗であるかどや製油は、課題とする若年層への商品認知へのアプローチとして、昨年から成蹊大学、國學院大学、法政大学など計5校でプロモーションを実施。
同社の「純正ごま油」を卓上に設置、万能調味料として自由に使ってもらい、学校によっては、同商品を使ったオリジナルメニュー(焼肉ビビンバ丼、スタミナ豚キムチ丼、麻婆豆腐丼など)を提供した。
同社販売業務部マーケティング課長・大平佳男氏は、「学生たちへのアンケートから『今回初めて使った』学生のうちの4割が、『今後も使ってみたい』と回答しており、手ごたえを感じています」と、語る。
22日からは、かどや製油商品を使用した期間限定スペシャルメニュー第3弾がスタートする予定となっている。
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