賃貸システムの新潮流「オーダーメイド賃貸」って何?
既に完成した部屋を借りて住むのが賃貸住宅だと思っていたら、最近、入居者が内装を自分好みにオーダーできる部屋が登場しているとか・・・・・・その潮流は「オーダーメイド賃貸」と呼ばれています。
この方法を手掛けるつなしま不動産マーケット(神奈川県横浜市)のアドバイザー・浜岡望美さんと、コモドスペース(大阪市西区)の不動産仲介担当・島明日香さんに詳しいお話を伺いました。
■壁紙、フロアの材質選びから大規模な改修まで可能なシステム
――入居者は、何をどこまでオーダーできるのですか。
つなしま不動産マーケット・浜岡さん(以下、浜岡さん):弊社では、床材・壁紙など部材のカスタマイズにとどまらず、スケルトン=建物の強度に関わる部分である躯体(くたい)のみを残した状態 からの大規模なリノベーション(建物を大幅に改修し、新たな付加価値を与えること)もご提案しています。
入居者の方には、どのような部屋にするかデザイナー、オーナーと共にプランニングから関わっていただくことができます。
例えば、入居希望の方に既存の部屋を内見していただき、元は4DKの部屋を、家族のライフスタイルに合わせて広々とした1LDK+サービスルーム(2LDKとしても使用可)