ペットの犬のなかには、病気やケガ・過去のトラウマ・環境の変化からのストレスや治療のためのリハビリなどで「そっとしてほしい」犬もいる。
「イエロードッグプロジェクト」とは、そのような犬たちが人との距離を必要としていることを広めるためのプロジェクトである。
内容は至ってシンプルで、「リードに黄色いリボンや黄色いものを付けている犬を見かけたら、側によらずにそっとしておいてあげてくださいね」というもの。
「道を少しあける」、「他の犬を近づけないようにする」などの行為でスムーズなリハビリを促すことができる。
活動は、2012年6月にスウェーデンの犬の心理学者やトレーナーなどのグループが始めたもの。
活動のヒントは、周囲からの刺激に対して敏感に反応する犬の目印として、「黄色いリボン」を使っていたオーストラリアのドッグクラブから得ている。
現在、同プロジェクトはインターネットを通じて日本やアメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、南アフリカ、スペインなどの国々でまたたく間に広まりつつある。
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