北海道のジンギスカン、生VS味付けどちらがおいしい?
北海道や東北の一部の郷土料理としておなじみのジンギスカンは、単なる羊の焼き肉と思うべからず。
実はこの料理、正しい食べ方、肉やタレの正しいチョイスを行うことによって、初めて最高の味わいになるのだ。
意外に奥が深いジンギスカンについてご理解いただき、北海道に来た際にはぜひご賞味を。
まずは独特の形状になっているジンギスカン鍋にご注目いただきたい。
円形で、中央部が盛り上がっている。
いきなり焼き方の説明になるが、鍋に火を入れ、熱した後に脂を満遍なく敷く。
次にいきなり肉を置いてはいけない。
まずは野菜を、鍋のふち側に置いていくのが正しい。
円形状に野菜を敷き終わった後、盛り上がっている鍋の中央部に肉を置いていく。
こうすることで肉汁が鍋の低い部分に流れ、野菜に染み込むのである。
生肉と味付け肉ではこの行程に若干の差があるけれど、これが基本的なジンギスカン鍋の使い方だ。
余談だが、ジンギスカンは日本独特の料理であることはご存じだろうか。
戦争で中国大陸に渡った日本軍の兵隊が、鉄かぶとを使って食材を焼いたことが、ジンギスカン鍋の発想につながったという説もある。
ジンギスカンをおいしく食べるには、鍋の使い方は大きなポイントだ。