仕事・勉強・スポーツのパフォーマンスを高める「睡眠術」とは? - 味の素
同社によると、健康なヒトは一晩に、ノンレム睡眠、レム睡眠を3~5回繰り返すという。
特に大切なのが深いノンレム睡眠(徐波睡眠)。
この睡眠時には、成長促進作用と疲労回復に大きく関係する「成長ホルモン」が多く分泌される。
さらに質のいい睡眠は、睡眠中の脳の中で行われる「記憶の整理や定着(固定化)」にも、いい影響を与えるとされている。
そこで同社は、睡眠と競技パフォーマンスの変化についての調査結果を紹介。
アメリカの大学のバスケットボール部選手に、5~7週間、1日10時間睡眠を推奨したところ、「282スタートダッシュ」「フリースロー」「スリーポイントシュート」いずれの成績も向上したという。
早稲田大学スポーツ科学学術院の内田直教授は、「パフォーマンスを上げるためには、まずトレーニングを積み重ねることが重要」と定義。
そして、「睡眠は学習したことを記憶として定着させる働きがある。
パフォーマンス向上のためには、“質のいい睡眠”がポイント」と睡眠の重要さについて語った。
睡眠による記憶の整理・定着は、スポーツだけでなく、仕事や勉強にも応用できるという。
また同社は、良質な睡眠に導く働きがあるという「グリシン」摂取で、疲労軽減と作業効率(脳の作業処理能力)がアップすることも紹介している。
仕事や勉強・競技パフォーマンスの向上のために、睡眠の質をよくさせる「グリシン」の摂取も有効な手段のようだ。
内田教授は、「パフォーマンスを高める理想的な1日」を紹介。
ビジネスパーソンは起床後2~3時間後の体温が上がる時間は記憶容量が増える時間とし、体温がさらに上がる午後は仕事が最もはかどる時間としている。
就寝2~3時間前は記憶に適する時間で、資格などの勉強には最適とのこと。
またアスリートも、体温が上がる午後が最もいいタイム・演技ができる時間としている。
さらに昼寝もパフォーマンス向上に効果的。
就寝2~3時間前は、ビジネスパーソン同様、記憶に適した時間のため、日誌などを書くのがおすすめとのこと。いずれも、就寝前はリラックスをし、グリシンを摂取することも睡眠の質を高めるのに大事なことだという。
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