「私ばっかり…」 - 女性が不満・不公平を感じがちな理由
男は外で働き、女は家を守る……。
そんな男女の役割分担は過去のものとなり、男性も女性も外で働き、お互いに協力して家庭を維持する世の中になりました。
とはいえ、それはまだまだ不十分で、「イクメン」が妙にありがたがられたりと、男性が育児や家事に参加するというのは少数のようです。
仕事をもつ女性が結婚をしても、料理や洗濯、そして子育ても女性がしなくてはいけないのが、まだまだ日本の現実です。
「どうして私ばっかり……」――。
育児や家事だけではなく、職場など様々なシーンで女性はこの台詞を言ったり思ったりしがち。
今回は、化粧心理学者の平松隆円さんに女性が不満や不公平を感じやすい理由について解説していただきます。
あたりまえの話ですが、私たちは公平に扱ってほしいと思います。
例えば、仕事では自分の努力や成果に見合う報酬を願います。
つまり、自分の行ったことと結果にバランスがとれていないと不公平だと感じ、不満となるのです。
この公平か不公平かという問題は、実は人間関係にもあてはまります。
自分が誰かに何かをしてあげたら、同程度のお返しがほしいと思いますよね。
これは、心理学的には「公平理論(equity theory)」