東京都の水道水、約半数が「飲み水として満足」--ただし30代では満足度3割
東京都水道局はこのほど、「水道事業に対するお客さま満足度調査」の結果を発表した。
同調査は、6月2日~17日の期間に郵送・回収方式にて行われ、東京都23区・多摩地区統合26市町の2,450家庭、1,160事業所から有効回答を得た。
同調査で、東京の水道水の水質について、「飲み水」としての満足度を尋ねたところ、「満足」と答えた割合は47.7%で、前回(2009年)調査時の46.1%から1.6ポイント増加。
一方、「不満」は20.7%となり、前回の17.9%から2.8ポイント増加した。
男女別に見た場合、「満足」と答えた割合は男性が53.7%、女性が41.4%で、男性の方が12.3ポイント高い。
年齢別に見ると、「満足」の割合は年代が上がるにつれて高くなる傾向にあり、70歳以上では最も高い69.2%となったのに対し、30~39歳では31.3%と最も低かった。
「安全でおいしい水の安定的な供給に向けた取組等」については、設問13項目の全ての取組で「満足」と「期待する」が60%以上となった。
このうち、「期待する」割合が最も高かったのは「水道水源林の適正な管理できれいな多摩川の水の確保」