重くのしかかる教育費--年収に占める割合4割、高校から大学までは1031万円
日本政策金融公庫はこのほど、今年2月~3月に国の教育ローンを利用した勤務者世帯を対象に実施した「教育費負担の実態調査結果」を発表した。
同調査は、7月に郵送にて行われ、5,083世帯から有効回答を得た。
それによると、高校入学から大学卒業までに必要な費用は、子ども1人当たり1031.7万円。
高校卒業後の入学先別に見た場合、私立大学に入学した場合の累計金額は、理系で1,141.0万円、文系で1,025.8万円、国公立大学では854.0万円となった。
詳細を見ると、入学費用は、高校が48.1万円、高専・専修・各種学校が83.6万円、短大が88.0万円、大学が94.4万円。
私立大学では、理系で102.9万円、文系で95.6万円、国公立大学では82.3万円となった。
なお、国公立大学へ入学した場合は、入学しなかった学校への(私立大学など)への納付金(11.9万円)の負担が大きい。
1年間の在学費用は、高校が96.6万円、高専・専修・各種学校が146.3万円、短大が146.7万円、大学が149.9万円。
私立大学では、理系で175.1万円、文系で148.1万円、国公立大学では108.5万円となった。