くらし情報『冬のボーナス予測--民間は4年連続減の36万6500円、国家公務員は56万2800円』

2012年11月2日 11:06

冬のボーナス予測--民間は4年連続減の36万6500円、国家公務員は56万2800円

冬のボーナス予測--民間は4年連続減の36万6500円、国家公務員は56万2800円
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは1日、「2012年冬のボーナス見通し」を発表した。

それによると、民間企業(パートタイム含む)の2012年冬のボーナスは、前年比1.6%減の平均36万6,500円との予測となった。

2012年冬のボーナスの減少幅は、2011年冬のボーナスの前年比1.9%減より縮小するものの、2012年夏のボーナスの同1.4%より拡大すると予想。

冬のボーナスの減少は4年連続となり、最低水準をさらに更新する見込みだ。

同社はこの理由について、「ボーナス算定のベースとなる所定内給与の低迷が続いている上、ボーナスに反映されるであろう2012年度上記の経常利益は伸び悩んだ可能性が高い。

景気の先行き不透明感が高まる中、企業は人件費を中心とした固定費抑制姿勢をさらに強めると考えられ、支給月数は1.51カ月(前年比0.02カ月減)と減少すると見込まれる」と分析している。

産業別に見ると、製造業は前年比3.8%減の45万7,300円と3年ぶりの減少、非製造業(調査産業計から製造業を除いて計算)は同0.9%減の34万5,600円と4年連続の減少となると予測。

製造業については、輸出低迷などの影響から生産の減少が続いている上、景況感の悪化により先行きにも慎重な見方が強く、ボーナスを下押しすると考えられるという。

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