家計負担がアップ! 10/1から導入された新しい税金『環境税』知ってますか?
環境税の税率は、化石燃料ごとに、CO2排出量1トンあたり289円になるように設定されています。
また、税金の負担が急激にアップするのを避けるために、最初は2012年10月、次は2014年4月、そして2016年4月と、段階的に税率が引き上げられていきます。
といっても、環境税を負担するのは、化石燃料を海外から輸入している企業や国内で採掘している企業。
個人に対して直接課税されることはありませんが、電力会社、ガス会社、石油元売り会社などが増税分を料金や価格に上乗せすることで、間接的に負担することになるわけです。
では、家庭が負担する金額はいくらくらいなのでしょうか。
環境省の試算によると、平均的な世帯で月100円程度、年間で約1200円となっています。
これは、3段階に分けた税率アップ後の金額なので、2013年3月までは月30円程度となります。
またこれは、電気料金などに増税分がすべて上乗せされたとして計算したもので、実際に全額が料金に反映されるかどうかはわかりません。
化石燃料を工場で大量に使う鉄鋼会社や化学会社などには大きな負担となるので、それが製品価格に上乗せされれば、消費者価格にも影響を及ぼします。