くらし情報『銀行トリビア (19) 「銀行」はなぜ「金行」ではない?』

2012年11月19日 10:02

銀行トリビア (19) 「銀行」はなぜ「金行」ではない?

銀行トリビア (19) 「銀行」はなぜ「金行」ではない?
オリンピックでは、1位が金メダル、2位が銀メダル。

金のほうが上なのに、「銀行」はなぜ「金行」ではないのでしょうか。

「銀行」という言葉は、明治5(1872)年に制定された「国立銀行条例」で初めて登場しました。

この条例は米国のナショナル・バンク制度にならったもので、「銀行」は「バンク」を訳したものです。

ちなみに、バンク(bank)は、中世イタリアで両替や為替を扱う商人バンカス(bancus)がお金を数えるために使った机(banco)が語源といわれています。

江戸時代にも、両替商が今の銀行と同じような仕事をしていたし、明治になって海外との貿易が始まると「為替会社」が作られるようになりました。

でも、「バンク」は「両替商」や「為替会社」とは必ずしも同じではないので、別の言葉にしなければなりません。

それで「銀行」になったわけですが、それまでには曲折があったらしく、なぜ「銀行」なのかについてもいくつかの説があります。


よく知られているのは、中国語で「行」が「店」「市場」を意味することから、金銀を扱うところという意味で「銀行」としたという説。

「金行」でなく「銀行」にしたのは、銀行のほうが語呂がよいから、だとか。

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