岩本沙弓の”裏読み”世界診断 (22) 「円安・株高」は本当に”あの発言”が原因か!?--今こそ、冷静な経済分析を
「結局、誰に投票するというよりも、この人だけには当選して欲しくない、という気持ちなんだよね」。
お世話になっている出版社の方の談です。
「ネガティブ投票のようなものを併せて実施してもらって、通常の得票数からネガティブ得票数の数字を差し引いてもらうというのはどうだろう」という斬新なアイディアも登場し、なるほどと思った次第です。
衆議院選挙を控え、各方面からのお問い合わせがぱらぱらと来るようになりました。
経済運営でまともなのはいったいどこなのか。
これだけ政党が乱立すると、皆さんが迷われるのも当然のこと。
思想・政治的信条については皆様さまざまな見解をお持ちでしょうし、あえてこうした話題については避けてきたわけですが、今回は岩本沙弓としての見方を、というお声に少しだけお答えできればと思います。
今回の焦点は大きく2つ。
我々の生活に直結する原発をどうするか、消費税をどうするか。
東日本大震災を経験した我々にとって最初の大きな選挙です。
ここで原発の問題を最重要政策として取り上げない方がおかしい。
そして、民主党政権下ではマニフェストにも載っていなかった消費税を堂々と法案として通してしまいました。