ゆうきゆうのモテる恋愛心理学 (4) 異性をほめるとき、ポイントになるのは?
今日は合コンです。
あなたは幸運にも、「目がきれいなことで有名な女性」の隣に座ることができました。
その人のハートをゲットするため、あなたは積極的にアプローチをかけようと思い、まず彼女を褒めようと思います。
そこで、質問。
あなたなら、彼女のどこを褒めますか?
A「やはり、まずは目を褒める」
B「他のところを褒める」
選んでから、続きを読んでくださいね。
この心理テストで分かるのは、「合コン時のあなたのモチベーション維持レベル」です。
合コンでは、相手の気持ちだけでなく、あなたのアプローチの積極度も重要です。
自分から粘り強くアプローチできた方が、ゲットできる確率も高いですよね。
さて、このテスト。
実はモチベーション度が高いのはBの方なのです。
一見すると、最初が楽そうなAの方がモチベーションは続きそうですよね。
では、なぜBなのでしょうか?これを答えるキーワードが「自己説得効果」という心理法則。
この心理法則、要するに「自分の中で良い面を発見したほうが、最終的に気持ちは高まる」というものです。
自分で成し遂げたものは、それが仕事であれ、家事であれ、他人がやったのより、価値が高く見えるもの。
その価値の高さが、気持ちの高まりにつながっていく、というわけなのです。
この「自己説得効果」を考慮すると、Bの方が、モチベーションが続くのは明らかです。
確かに自分なりに長所を探すのは大変ですし、的を射ていない可能性もあります。
でも、苦労し、そんな大変さを乗り越えて言うからこそ、あなたは「せっかく言ったのだから、もっとこの子と話そう!」と、思えるはず。
すなわちBの人は、最初にいろいろと工夫する分、あとあとまでテンションが続きやすく、その分、情熱を持ってアプローチを続けられるわけです。
逆にAの人は、最初にカンタンな褒め言葉だけのため、そこまで苦労せず、その分、テンションも上がりにくくなります。
その結果、それが相手にも伝わってしまい、いまいち盛り上がりに欠けたまま進んでしまうわけです。
また、心理学では「自己確認」と「自己拡大」というものがあります。相手が褒められなれている言葉をもう一度聞かせることが「自己確認」。
これはあまり大きな喜びを与えません。
しかし、相手があまり言われなれていない言葉を伝えることこそが「自己拡大」。
こちらは相手の気持ちに、強くインパクトを残すことになります。
すなわちBは、自分にとっても、相手にとっても良い選択肢になるわけですね。
まぁ、何を褒めるかが重要ではあるんですけど。
無難なのは、やはりアクセサリーなどの装飾品。
その場合は、「似合うよね」「センスいいよね」というように、それを通して相手を褒める、という言い方が大切です。
またそれ以外には、「笑顔」などの表情を褒めてもいいでしょう。
「目がかわいい」「肌がきれい」などの造形を褒められなれている人であっても、笑顔自体を褒められることはあまりありません。
もちろんどちらも、本心で感じたことをセリフにするのが重要です。
気持ちのない言葉は心に響きません。
これは女性から男性の場合でも同じこと。
相手の仕事・地位・ビジュアル・ファッションなどなど……。
「弁護士さんなの? スゴーイ!」「え? ○○に勤めてるの? すごいね!」こんな風に、もっとも分かりやすい特徴を褒めるのは下の下です。
相手だって言われなれているため、「またか……」と思うことでしょう。
だからといって、もちろんまったく興味がないように振る舞うのも、相手のプライドをキズつける恐れがあります。
うん。
面倒くさいものです。
ですので反応として、「へぇ……!」などプラスに受け入れて、その上で、「でも、すごく優しそう……」「服、いいですよね」というように、別の褒め言葉を伝えてあげるのが一番でしょう。
いずれにしても、大切なのは、「自分なりの褒め言葉」を精いっぱい言うこと。
そのためには、自分の心の中に湧き上がった気持ちのひとつひとつを、大切にすることです。
「口説く」というのに、特別に身構える必要はありません。
ただ、自分自身の感じるプラスの気持ちを、すべてためらいなく、素直に言葉にすること。
それだけで、いくらでも相手との関係はうまく行くものなんですよ。
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