カルビー、ガラス片混入の「堅あげポテト」商品回収の中間報告第3報を発表
同社はガラス片混入について、11月20日に社外告知。
以降、堅あげポテト自主回収対策本部を設置し、商品購入者に対する謝罪、小売店店頭からの速やかな商品回収、発生原因の究明、再発防止策の検討などを行ってきた。
購入者に対しては、同社役員が直接出向き、説明と謝罪を行ったという。
また、同社お客さま相談室への問い合わせ件数は、発生週(11月21日~25日)は1万6,600件、翌週(11月26日~28日)は3,800件だった。
商品の返金対応は、11月28日より順次実施している。
商品の回収状況は、小売店店頭における対象商品はほぼ回収済みであると同社は判断している。
11月28日20時現在、同社における商品回収状況は、回収対象総数534万袋に対して、約80万袋となっている。
発生原因について工場で確認した結果、照明設備のカバーに何かをぶつけた痕跡は見つからなかった。
照明設備は床から2.9mの高さに設置しているため、接触するものもなかったことから、日々の劣化による破損と判断。
この照明設備は日々の点検対象に入っておらず、混入したガラス片も小さく透明であったために、破損に気づくことができなかったとしている。
同社は今回問題の発生した設備の撤去を、11月21日に全工場で完了した。
さらに全工場でライン上のガラス使用箇所の総点検を行い、点検頻度の見直しも実施。
さらに11月21日より、全工場を対象に同社本社支援部門の立ち会いのもと、ガラス等の点検の運用状況確認と指導を進めている。
同社は回収作業に全力を注いでいるが、もう一度手元の「堅あげポテト」を確認するよう呼びかけている。
対象商品は、同社公式サイト『堅あげポテト』商品回収に関するおわびとお知らせで確認できる。
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