2012年11月28日 12:35
「Amazon」での購入者、約1割が「楽天」から流入--”逆”は2%にとどまる
カンター・ジャパンは27日、消費者のインターネット上での購買行動に関する分析結果を発表した。
同社は現在、消費者のインターネット上の行動履歴を追跡するサービスを開発している。
今回は試験的に、インターネット利用者のうち、パソコンからのインターネット上の行動履歴を提供可能な消費者を募集し、約6,700名の履歴情報を得て分析した。
追跡期間は7月13日から8月12日、協力者の男女比はおおよそ6対4。
同調査において、期間中に楽天のWebサイトを訪問した人の割合は89%、AmazonのWebサイトを訪問した人は68%となり、楽天の方が21ポイント高かった。
一方、それぞれのWebサイトを訪問した人のうち、実際に商品を購入した人の割合を調べたところ、楽天が約5%、Amazonが約20%と、Amazonの方が約15ポイント高いことが判明。
購入に至った延べ回数についても、楽天が約600回、Amazonが約2,400回となり、両者の間で約4倍の開きが見られた。
次に、各Webサイトで実際に購入が行われた際、その直前にどのWebサイトを訪問しているかを確認したところ、楽天からAmazonに流入しているケースは約1割だったのに対し、Amazonから楽天に流れるケースは約2%にとどまっていることがわかった。