熊本県にそびえる三大名城の熊本城で、江戸時代の武士のごちそうを満喫!
日本三大名城に数えられる熊本城。
名将加藤清正(きよまさ)が築城し、細川家代々の藩主が当地したこの城内で、江戸時代の武家のごちそうが食べられる。
それって、どんな味なのだろう?試食に出掛けてみた。
城造りの名人・加藤清正が慶長6年(1601)から7年もの歳月をかけて築いた熊本城。
広大な城郭の中に黒壁も雄々しい天守閣と小天守閣がそびえ、櫓(やぐら)や櫓門、城門などの遺構が残る。
城内を歩けば見事な曲線を描く「武者返し」と呼ばれる石垣も築かれ、今にもその影から武士が飛び出して来そうな雰囲気だ。
そんな堅牢(けんろう)強固な城の中で、当時の殿様・細川氏が武士たちに供した酒宴の料理が楽しめるという。
しかも、料理が供される場所は5年の歳月をかけて再現された藩主の居間であり、接客の場でもあった「本丸御殿」の大御(おおみ)台所。
一体どんな料理なのか興味はますます募る。
料理の名は「本丸御膳」。
メニューは江戸時代に書かれた貴重な料理秘伝書「料理方秘」や、近世熊本の食品・料理集「歳時記」を参考に考案。
往時の献立を再現した「熊本藩士のレシピ帖」などの文献に基づいている。
そして、熊本市内の郷土料理店「青柳」