宮城県仙台市の地下鉄東西線、新型車両は伊達政宗の兜にちなんだデザイン
仙台市交通局はこのほど、2015年度の開業を予定している地下鉄東西線を走る車両のデザインを発表した。
車両の呼称は2000系で、15編成60両(1編成4両)が製造される。
地下鉄東西線は、動物公園駅(仙台市の八木山動物公園付近に設置)を起点に、仙台市の市街地やJR線・地下鉄南北線と接続する仙台駅を経て、荒井駅(仙台東部道路の仙台東IC付近に設置)までを結ぶ約13.9kmの路線。
リニアモーター式の地下鉄で、2015年度の開業をめざしており、現在は全区間で土木工事が進められている。
新型車両2000系は車輪式リニアモーター車両で、車体はアルミニウム合金製。
デザインコンセプトは、「自然と調和し、伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」。
車両前面は伊達政宗の兜の前立てをイメージし、「調和」を示す円形ラインも取り入れられた。
車両側面の上部には空・川・海を表す青のラインを施し、中央部には水を表す青、青葉を表す緑、街の活気や人のあたたかさを表す黄・オレンジによるスクエアドットを配した。
車内は落ち着いた雰囲気の配色とし、座席は伊達の粋を感じさせる紺系でまとめている。
乗降口は地下鉄南北線と同じ楕円形の扉窓を採用した。