東京都・新宿に防炎段ボールを使用した「新宿の巨人」が登場
段ボールなどの製造・販売を行っているレンゴーは、スポーツ施設の建設・運営などを行っている、ジェイアール東日本スポーツが経営するフィットネスクラブ「JEXER(ジェクサー)」に設置された「巨大な段ボール製オブジェ(新宿の巨人)」に、同社が開発した防炎段ボール「RAFEP(ラフェップ)」が使用されたと発表した。
同巨大オブジェは、フィットネスクラブらしさを表現するため、「肉体の躍動感と健康の象徴」として考えられたもの。
100%リサイクル可能で、環境に優しいという特徴を持つ「段ボール」を素材に使うという構想が立てられた。
建築基準法上、建造物のオブジェは防炎仕様であることが必須であるため、「JEXER」は防炎段ボールである「RAFEP」を採用したという。
「RAFEP」は、防炎製品認定基準を満たした防炎段ボールで、バーナーで2分間火を当てても火が燃え広がらないという。
また、印刷や加工も通常の段ボールと変わらず可能で、リサイクルすることもできる。
東京都板橋区で避難所向けの「段ボール製間仕切り」としても採用されており、そのほかフィルター類、自動車関連部品など、これまで段ボールが使用されていなかった分野への用途拡大も見込まれているという。