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京都府民がこぞって勧める「京都水族館」は、学びながら遊べるらしい

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京都府民がこぞって勧める「京都水族館」は、学びながら遊べるらしい
京都は常に国内外からの観光客で賑(にぎ)わう街。

清水寺に金閣寺などの観光名所や、抹茶スイーツなど目当てに訪れる人が多い。

しかし実は今、他にも注目されているものがある。

それは「京都水族館」だ。

なんせ、京都在住の人に「今度そっちに行く予定があるんだけど、おすすめスポットはある?」と聞くと、必ずこの場所を教えてくれるほどなのだ。

2012年3月14日にオープンした京都水族館は、海のない京都市下京区の梅小路公園内にある。

水族館なのに海のない場所にある!?海水はどうやって運んでいるのだろうか?そんな疑問をもつ方も多いだろう。

実は、京都水族館で使用されている水は100%人工海水なのだ。


なぜ海水を輸送しないのかというと、京都は二酸化炭素削減目標を定めたことで注目された「京都議定書」制定の地。

海水を輸送する事によって、莫大(ばくだい)な二酸化炭素排出が生まれることを防ぐために、人工海水製造システムを導入したのだ。

そんなエコな京都水族館のテーマは「エデュテインメント型水族館」。

「エデュテインメント」とは、「エデュケーション(教育)」と「エンターテインメント(娯楽)」を合わせた造語だ。

つまり、しっかり学んで楽しめる水族館というわけだ。

早速入場してみると、鴨川と由良川を再現した「京の川ゾーン」に暮らす生物たちが入場者を出迎える。

見どころはズバリ、「オオサンショウウオ」のリアルな生態を楽しめる大型展示コーナー。

「京都水族館の顔」とも言われているオオサンショウウオは、国の特別天然記念物に指定されている、世界最大級の両生類。


“生きた化石”とも呼ばれている、ナゾの多い希少生物だ。

そんな貴重なオオサンショウウオは、狭い所が大好きな模様。

岩と岩などの隙間に挟まっている姿を見ているだけで、なんだか癒やされてしまうから不思議だ。

身近な鴨川に生息するオオサンショウウオをじっくり観察してみては。

さて、お次は「かいじゅうゾーン」。

大人も子どもも一緒くたになってくぐっている“コの字”型水槽をのぞいてみると、水槽の中ではオットセイがびゅんびゅんとスピードをあげて泳いでいるではないか。

さらに注目を集めているチューブ型水槽では、ゴマフアザラシがのぼったり、おりたりを繰り返している。水槽の中からこちらを眺めてくるつぶらな瞳と目が合えば、誰しもメロメロになること間違いなしだ。


ちなみに、こちらのチューブ型水槽は隣の水槽とも床下でつながっているらしく、アザラシたちは両水槽を自由自在に行ったり来たりしている。

続いては大人気の「ペンギンゾーン」。

京都水族館の小さなアイドル、ケープペンギンは、陸にいる時はのんびり子育てモード。

しかしひとたび水に入れば、猛スピードでダイナミックに泳ぎ回る様が印象的だった。

続く「大水槽」は、日本の海をまるごと表現したという大胆な仕様。

マダラトビエイやアオウミガメ、クエなどの個性豊かな魚がいっぱいの大水槽に張られた水はなんと約500t。

7カ所設けられたビュースポットから、様々な魚たちの生態を観察できる。

大水槽ではさらに、よそではなかなか体験できないレアな体験ができる。


「バックヤードツアー」(1名につき500円)に参加すれば、飼育員がエサやりを行うキャットウォークから、大水槽を見下ろしながらのエサやり体験ができるのだ。

このツアーは毎日2回、AM10:00~と11:30~に実施されている。

飼育員さんにレクチャーされながらエサを投げてみると、元気いっぱいの魚たちが寄ってくるので、興奮することしきり。

各ツアー定員10名の先着順なので、参加される方は早めに申し込もう。

お次は、宝石箱をひっくり返したようなサンゴの海が美しい「海洋ゾーン」。

このコーナーには、色鮮やかなサンゴなどの生き物に実際に触れて生態を学べる「磯の教室」など、ユニークな展示がそろう。

さらに、四季折々の魚介展示やイカやタコ、クラゲといった無脊椎の生き物の紹介コーナーまである。

ユラユラと泳ぐクラゲを見ていると日常を忘れてリラックスできること間違いなし!ゆっくりと展示を楽しんでいると、「イルカスタジアム」で開催されるイルカパフォーマンスが始まるというアナウンス。


このショーでは大迫力のジャンプやチャーミングな動きを見ながら、イルカの行動や能力の秘密、人とイルカのコミュニケーション方法などが学べる。

さらにはイルカと触れ合えるチャンスも。

京都水族館を訪れたなら絶対に見てほしい。

その他にも、今では希少種となったメダカなどを展示した「山紫水明ゾーン」や、米作りなどで人と生き物のつながりを体感できる「京の里山ゾーン」など、個性豊かな展示ゾーンがたくさん。さすが、“学びながら楽しめる“ことをアピールしているだけある。

また、館内には、様々な角度からいきものたちを観賞するための工夫がいっぱい!躍動感あふれるいきものたちを、ぜひじっくりと観察してほしい。

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