不動産アドバイザーに聞く。不動産屋が「やる気」になるお客とは
知人の不動産屋さんが、「いいお客さんには、いい部屋を見つけてあげたいと思う」と話すのを耳にし、「いいお客さんとはどういう人?」と気になりました。
そこで、『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文朝日奈ゆか、漫画 東條さち子東京書籍)というコミックエッセイの主人公のモデルとなった不動産アドバイザー・穂積啓子さんにお話を伺ってみました。
■オーナーもいい入居者を待っている
「この人ならいい部屋を見つけてあげたい、と思うことはありますか」という問いに、穂積さんはこう答えます。
「もちろん、あります。
どのような仕事でもそういう感情はあるでしょうが、部屋探しは特に、お客さんにとっては生活の快適さを左右する大きな買い物です。
同時にそれは、オーナー側にも言えることなんです。
入居が決まると長いお付き合いになるわけで、オーナーはいつもいい入居者さんとのご縁を待っています。
不動産屋は入居者とオーナーをつなぐ仲介人ですから、『いい人をいいオーナーに紹介する』ために、いいお客さんに会いたいと常々考えています」
■真剣に部屋を探しているかどうか
次に、親身になりたいと思うお客さん像について具体的に尋ねました。