2012年12月10日 10:37
かかりつけの薬局がある人は4分の1程度。薬剤師を活用するメリットとは?
くすりの適正使用協議会は12月5日、都内で第2回メディア勉強会を実施した。
今回は薬剤師の役割と患者の意識のギャップをテーマに、同協議会のメディアリレーション委員会、村本史子副委員長が講演した。
同協議会は11月2から11月4日にかけて、薬と薬剤師に関する調査を実施。
過去1年間に急性期の疾患(※)などで、医師から薬を処方された20~69歳の男女で、院外薬局にて薬の処方を受けたことがある1,035人を対象に行った。
まず、「処方せんを出して薬をもらう薬局(かかりつけの薬局)を決めていますか?」と質問。
すると、74.3%もの人が「かかりつけの薬局がない」と回答した。
逆に「ある」と回答した人の理由として、「病院・医院からの距離が近い(57.1%)」、「スタッフの対応がいい(36.5%)」、「家・職場からの距離が近い(33.5%)」など、物理的な利便性を挙げる人が多かった。
また、「薬について疑問や不安を抱いたことはありますか?」と質問したところ、29.2%の人があると回答。
その解決方法として薬剤師に尋ねた人が一番多く、中でもかかりつけの薬局がある人ほどその傾向は高いようだ。