「天然の女の子はモテる」はウソだった!?
”癒やし系”などと同じで、どこかおっとりしていて和めるような雰囲気を醸し出す天然の女の子。
計算高く、”天然女”を演じている女性もいるかもしれません。
しかし、「天然=モテる」という図式は本当に成立するのでしょうか。
恋愛作家の片瀬萩乃さんに教えていただきます。
実際に学生時代、天然でほんわかした女子はモテていましたし、毒舌的だった私の中で「憧れ」すら抱いていたくらいです。
しかし、社会人になり、モテる天然女子にも変化が生まれてきます。
「天然=必ずモテる」と言う方程式が、どうも通用しなくなってくるのです。
と言うのも、私の周りにも天然の女性が何名かいますが、必ずその女性がモテているかと言われると、モテる女性とモテない女性がいます。
同じように「天然」と言われるのに、大人になるとどうしてモテる人とモテない人がいるのでしょうか。
そして、モテる天然女ってどんな女性なんでしょうか。
小さな頃や、学生時代までは通用していた100%天然女子。
しかし、社会に出ると言うのは、自分の父親より年上の人から兄弟よりずっと下の後輩まで、さまざまな人たちと関わっていきます。
そんなときに、1から10まで天然なことをする人はどうしても敬遠されてしまうものです。
それが悪気がなくても、です。
会社務めしている男性に聞いたところ、この手の女性は、・効率が悪い
・仕事ができなさそう
・二度手間になることが多いなど、効率化を求めるビジネスマンにとっては、お荷物に感じてしまうようです。
逆に、モテる天然女と言うのはどういう女性を言うのでしょうか。
何と言っても、大人の天然さんがモテる大きな要因は「ギャップ」にあります。
やはり、社会人になりある程度の経験値を積んでいると、いつまでもほわほわしているだけでは通用しなくなってしまいます。
そして、天然と自覚しているかどうかは別にしても、仕事が遅い自分をきちんと理解し、自分のできることをやるようになります。
例えば、ミスをすることが多いなら、必ず2回はチェックをする。
小さなメモ帳を胸ポケットの入れ、何かあるたびにメモをとる。締め切りより1日前に自分で締め切りを作り、余裕をもった行動をとるように心掛ける、等です。
これではいけない! と言う向上心と、それをどうやったらフォローできるかを考えているため、天然でもモテる彼女を見ていると、基本的にとってもしっかりした女性だったりします。
仕事もできますし、打ち合わせ等でも積極的に発言をし、自分と言うものをハッキリと持っている女性です。
しかし、心を許している友人や恋人の前では、時々すっとんきょうなことを言うのです。
そして、言ってしまった本人も本当に恥ずかしそうに顔を真っ赤にしています。
しっかりしている中にある、天然の姿。
そのギャップが大人の天然女のモテる理由ではないでしょうか。
天然であることが「ダメ」なのではなく、それにより支障が出てくる場合は、そこをフォローするための”何か”を見つけ出すことも大切になってきます。
天然の女性って、楽しい場に一緒にいると周りを楽しくさせる天才です。
しかし、それは楽しい場面でのこと。
しっかりTPOをわきまえた行動を意識してすることで、天然だと言われてもモテ続けることはできます。
片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。
著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。
オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。
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