マレーシアのマクドナルドで見つけた「サムライバーガー」
世界最大の外食チェーン・マクドナルド。
日本では安価なファストフード店として知られているが、マレーシアでは「ちょっとおしゃれなカフェ」のような存在だ。
なぜなら、屋台なら5マレーシアリンギット(RM・約135円)も出せばおなかいっぱいになれるのに、マクドナルドのセットメニューは12RMもする。
それでも、マクドナルドはいつ行っても多くの人でにぎわっていて、家族や友達同士笑顔でハンバーガーにかぶりつく姿は日本と同じ。
今回は、マレーシア人の憩いの場、マクドナルドをレポートする。
行ったことのある人はご存じかと思うが、マレーシアは多民族国家である。
マレー系(約65%)、中国系(約25%)、インド系(約7%)の主に三民族が暮らし、宗教、行事、風習などは民族ごとにバラバラ。
食事もそうで、例えば中国系は中国料理を好み、タミール出身のインド系は南インドの料理を贔屓にする。
そんな環境の中、民族の垣根を越え、民族を問わずに「おいしいね! 」と言い合えるレストランはとても貴重だ。
マレーシア人に愛されているマクドナルドは、重要な社交場ともいえる。
また、マレーシアはイスラム教を国教としていて、マクドナルドもイスラム教徒のための”ハラル”というルールにのっとっている。