広島県呉市には、リアルすぎる「戦艦大和」のミュージアムがある!
広島県呉市は、かつて日本最大かつ東洋最大の海軍工廠(かいぐんこうしょう。
艦船や航空機を開発・製造する海軍直営の軍需工場)があった地であり、有名な「戦艦大和」などを製造した歴史を誇る。
そして、ここで製造された戦艦や弾丸の展示を行っているのが、通称「大和ミュージアム」と呼ばれる「呉市海事歴史科学館」だ。
「同ミュージアムは、JR呉駅から歩道橋を利用して徒歩5分ほどの呉湾に面した海沿いに建っている。
通称名から想像できる通り、展示の目玉は実物とほぼ同じ工程で制作された10分の1スケールの「戦艦大和」のモデルである。
「設計図がないので、写真などの資料を手掛かりに復元されているのですが、新しい資料が見つかれば、それに合わせて随時改修もしています」と運営グループの井坂純子さん。
本物の大和は全長263m。
展示品も10分の1スケールとはいえ、全長が20mを越える圧巻の大きさ。
実物を前にすると、その迫力に圧倒されることは間違いない。
ちなみに本物は、昭和初期に建造されたのにも関わらず、空調設備やエレベーターなどが設置されていたという。
また、ここには実物の展示も多く、例えば館外には大和以前の主力艦だった「戦艦陸奥」