2013年3月12日 10:06
ミャンマーの”人工首都”「ネピドー」を見た!--遷都の理由は依然「?」
前回は、ミャンマー最大の都市「ヤンゴン」について書いた。
今回、首都「ネピドー」の話に入る前に、ミャンマーの経済状況について少し触れたい。
日本の企業が今、ミャンマーに大挙して押し寄せているのはなぜか? それは、生産地・市場の両面で魅力的だからだ。
バングラデシュと並びアジア最安の賃金であると同時に、6,000万人という現在の人口は、経済発展が進めば軽く1億人は超すと言われている。
現在、日本政府と大手商社が、ミャンマー近郊のティラワという場所に工業団地の整備を進めている。
「日本の企業は、お膳立てが全てそろわないとなかなか動かない」、「日本企業はNATO(Not Action Talk Only)だ」という話を現地で何度も聞いた。
実際ティラワに行ってみると、道路整備や水・電気などもまさにこれからという状況だった。
ところが、ここに果敢に打って出ているのが中国企業だ。
ティラワのすぐ近くに中国の民間企業が自前で縫製工場を建設しているという。
韓国企業にしても、「彼らは全財産を処分して、退路を断ってこっちに来ている。
だから現地従業員にも強く出るみたいで、評判がよくない。