大人もなる! 「はしか」かもしれないときのセルフチェック方法
春から夏までは患者が増えることもあり、ワクチンが切れかけている大人がかかる場合も。
ここでは、風邪と間違って判断しやすい「はしか」のセルフチェック方法をご紹介します。
該当する症状が多い場合は、すぐ医療機関を受診しましょう。
■はしかにかかりやすい年齢と時期・1~2歳(母親からの免疫が切れる時期)
・10~20歳後半(ワクチンの効果が薄くなった時期)
■かかりやすい季節、場所・初春~初夏
・保育所、幼稚園、学校、職場など人が多く集まる場所。
患者が出ると、他の人にも伝染する可能性があるため、自宅や病院で療養が必要
■主な症状1.3~4日程度、重い風邪のような症状がでる。
(38度以上の高熱、せきや鼻水)
2.高熱が若干落ち着き、口の奥の方に白い水泡(コプリック斑)がでる。
3.再び高熱が出て、顔や首、胸や背中などに細かく赤い発しんがでる。
4.1の症状がでてから1週間程度で熱が下がり、発しんが黒くなってくる。
(色素沈着後次第に回復)
風邪に非常に似ていますが、大きな違いはコプリック斑や赤い発しんがでること。
また、免疫が下がることで合併症を引き起こすこともあり、そうなると回復までに時間がかかることもあります。
■どうすれば治る?風邪と同じく特効薬はないので、安静に療養することが大事です。
医療機関で薬などをもらったら、ゆっくり休むようにしましょう。
自己判断で病院に行かないままでいると治るまでに時間がかかり、症状も重くなりがちです。
大人の場合、寝不足やストレスなどで体の免疫力が低下しているときは特に注意しましょう。
■「はしか」に予防法はある?「はしか」はワクチンを接種していると高い確率で予防できます。
小児は1歳を過ぎたらはやめに接種しておくといいでしょう。
また、女性が妊娠中に「はしか」にかかると、流産の危険性が高くなると言われています。
不安な場合は妊娠する前にワクチンを接種しておきましょう。
・感染症情報センター 麻疹(はしか)■海外に行く場合は予防接種を近年大人の「はしか」が増えているため、小児以外でも予防接種を受けるケースが増えています。「はしか」は世界的に流行する可能性があり、国によっては患者が多くいる地域も。
そのため海外に行く場合は、予防接種を事前に受けておくといいでしょう。
【拡大画像を含む完全版はこちら】