ずっと独身でいるつもり? (35) 独身女の「禁句」
最近、身近でまたひとしきり結婚、出産ラッシュが巻き起こっています。春はすばらしい季節で、結婚式をするには最高ですし、梅雨はジューンブライド、夏は夏休みついでに海外挙式という人もいたり、秋は気候が良いので結婚式シーズン、冬の結婚式もロマンティック……。と、なんだかんだでいつでも結婚には最適には最適のシーズンなわけで、独身の身には、春の嵐のように吹き荒れる結婚ラッシュがことのほかこたえます。
30代後半まで独身でいると、20代とは違って、「同世代の中で私だけが取り残されてしまう」という不安はもうあまり感じません。自分の結婚願望が強まったぶん、嫉妬が強まるかというとそうでもありません。この年齢で感じる不安は「一人で死ぬのは私だけかもしれない」という不安であり、見事に相手にめぐり会え、結婚した人には、心の底から「おめでとう」と祝福する気持ちを持てます。
しかし、身近な人たちがペアになっていくのを見ていると「私、いつまで独身なんだろう……」と我が身の来し方行く末に思いを馳せて、ぼんやり部屋で壁を見つめたまま数時間が経過していたりすることも事実です。
こういうとき、ふと頭に浮かんでくる「禁句」