ひなびた温泉旅館に行くと、薄暗い和室にごろ寝して、ほどよく使い込まれた畳にほっとする人も多いかと思います。
「物には表情があり、明るいところだとノッペリしているものの、薄暗いとその表情が豊かになり、情緒を感じられる」といった意味合いのことを、その昔、谷崎潤一郎が『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』に書いていましたが、今は、こういう感覚を持つ人は少数派なのでしょうか?
今回、「マイナビ賃貸」では、マイナビニュースの男女500人に「あなたは和室派?それとも洋室派?」というアンケートを実施しました。さっそく結果を見ていきましょう。
■和室派はわずか17.6%。洋室派の意見は…
結論から述べると、洋室(フローリング)派が82.4%、和室派が17.6%で、圧倒的に洋室派が多く、洋室派の方々からは以下のようなコメントが寄せられています。
・畳はダニとか気になる(女性/27歳/営業職)
・フローリングのほうが掃除が楽(男性/28歳/販売職)
・たたみは手入れが大変そうだから。カビとか、ものをこぼしたときの掃除とか(女性/24歳/技術職)
なるほど、たしかに畳はダニが気になりますよね。また、畳の「目」