理容室と美容室の違いを調べていたら、なんと織田信長に行き着いた!
ムダ毛処理というレベルを超えて、顔剃り(シェービング)には高いスキンケア効果が立証されています。肌の水分量や油分量を上げ、顔全体を明るくする効果あり。産毛や古い角質を取り除き、皮膚の保湿力を高めます。でも、顔剃りは美容院ではできません。
なぜ理容室の独占なのか、全国理容生活 衛生同業組合連合会の鈴木章太さんに聞いてみました。
――シェービングはなぜ理容室の専売特許なのでしょうか?
「理容師法によれば、理容とは『頭髪の刈り込、顔そり等の方法により、容姿を整えること』、美容師法によれば、美容は『パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること』となっています。理容が”そぎ落として整える”サービスなのに対して、美容は”追加して美しくする”サービスといえ、もともと剃刀(かみそり)を使った施術が想定されていないんです」
剃刀を使うことのできる理容師資格を取得するには、顔剃りの実技試験はもちろん、伝染病や感染症、消毒方法などに関する学科試験もあって、両方をパスする必要があります。一方、美容師の資格取得にはそれがありません。
――なぜ、法律は理容師だけに剃刀の使用を認めたんでしょうか?
「それは私にも分かりません。