食べたら死にいたることも! 間違いやすくアブナイ植物
都市部に生えている身近な草花は、食べられないと思っていませんか?実は食べられる山菜もたくさんあるのです。しかし、中には猛毒の植物も。簡単な見分け方を里山に住んでいる農家に聞きました。
――身近にある山菜を教えてください。
「季節によりますが、今(4月中旬)ならセリ、フキ、ウド、コゴミ、ワラビ、ノカンゾウ、ノビル、タラノメがおいしいですよ」
――タラノメの天ぷら、おいしいですよね。これに似たアブナイ植物はありますか?
「一番気をつけなければならないのは『ウルシ』ですね」
――ウルシとは、あの、漆器などに塗るものですか?良く聞きますが、植物として生えているのは見たことがありません。
「そう、そこが落とし穴です。山菜採り初心者は、お目当てのタラノメをネットや本で調べてきますが、それに似たアブナイ植物は調べてこない。
ウルシは触れるだけでもかなり肌がかぶれます。食べたら大変です。
タラノメはトゲがたくさんありますが、ウルシはありません。しかし、『トゲなしタラノメ』というのもあり、それと間違えることが多いようです。もう一つの見分け方は、芽の部分がウルシの方が赤いので見分けがつきます」
――ほかにありますか?
「これは有名ですが、セリとドクゼリですね」