高級イメージのある「和楽器」が、身近にある材料で作れるって知ってた?
いやしブームに乗って、和楽が今注目されています。興味を持ってやってみたいと思っても、和楽器は高級なイメージがありますね。身近な材料で作れる和楽器はないか、琵琶演奏家の石田さえさんと、尺八演奏家の石田雄士さんに聞きました。本物のような音は出なくても、雰囲気は味わえるはず!
――まず、尺八演奏家の石田雄士さんにうかがいます。尺八は高級なイメージがありますが、身近な材料で作ることはできますか?
「プラスチックの水道管が加工しやすくて良いですよ。音もまあまあです。材料はホームセンターで手に入ります」
――材料費はどのくらいかかりましたか?ちなみに、本物の尺八の価格は?
「水道管と水道管のジョイントで200円です。本物は10万円からですね」
――作り方を簡単に教えてください。
「まずは水道管を尺八の長さに切ります。尺八はその名の通り、一尺八寸(約54cm)ですが、短い方が音が鳴りやすいので、初心者の方は一尺六寸(約48cm)ぐらいがいいでしょう。
そして、唄口(うたくち・口をあてる部分)に水道管のジョイント部を短く切ってかぶせます。次に指で押さえる穴をあけてください。尺八の下から106mmの部分、152mm、199mm、253mmの4か所。