沖縄美ら海水族館は、6月1日より「黒潮の海」大水槽においてマダライルカの展示を開始することを発表した。
マダライルカは熱帯海域に広く分布しているイルカで、体長は1.6m~2.6mとイルカの中では小型。背中から側面にかけて白い斑点模様があり、背中部分の体色は灰色。斑点の密度は個体によって異なり、幼少時にはないが、大人になるにつれて斑点が現れるようになる。沿岸では100頭以下で群れを作ることが多いが、外洋では数千頭で群れを作ることもあるとのこと。
展示予定のマダライルカは、和歌山県の太地町立くじらの博物館で飼育されていたもの。トラックやフェリーを用いて2泊3日かけ、沖縄まで輸送された。
マダライルカはマグロやハシナガイルカなど、他の大きな魚やイルカと混泳して暮らすことが多く、漁師はマグロの位置を探るために、マダライルカが泳いでいる場所を探すこともある。
「黒潮の海」の水槽には、ジンベイザメをはじめとした大型の多種多様な生き物が飼育されており、同館では魚類とイルカの関わりなどの調査研究を目的に、マダライルカの行動展示に踏み切った。同館は「是非多くのお客様に、ショーとは違ったイルカの動きをご覧いただければと思います」と述べている。
詳細は公式ホームページを参照のこと。
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