くらし情報『猫になめられると紙やすりでこすられているかのように痛い理由』

2013年7月2日 18:48

猫になめられると紙やすりでこすられているかのように痛い理由

猫になめられると紙やすりでこすられているかのように痛い理由
ザラザラしていて、不思議な猫の舌。毛づくろいするのには役立ちそうですが、それ以外で、一体何の役に立っているのでしょうか。

■猫の舌の仕組み

猫の舌がザラザラして痛いのは、猫の舌に舌乳頭(ぜつにゅうとう)というものが生えているからです。この舌乳頭は舌の中央に近づくほど大きく、舌の縁に近づくほど小さくなっています。中央に生えている舌乳頭は、カギ状にとがっており、重力に逆らうように舌の根っこに向かって生えています。そのため猫がなめると、カギの部分が引っかかるようになっており、ザラザラして痛いのです。

■猫の舌の一番大切な役割は、毛づくろい

猫の舌のザラザラが一番役に立っているのは、やはり毛づくろい。舌乳頭が抜け毛やフケなどの小さいゴミをからめとるため、体をきれいにすることができます。
また猫の舌の裏は、表面のようにザラザラしておらずなめらかで、いつも唾液で湿っています。この唾液は猫が毛づくろいしている時に、猫の体を湿らせて体温を発散させ、体温調節をするのに役立っています。

■猫の舌には、おろし金のような役割がある

手が自由に使える人間でも、骨付き肉は食べるのに苦労しますよね。猫は自分でとった獣や鳥を食べる時に、不自由な手で骨から身をほぐして食べなければなりません。

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