悪酔い(二日酔い)対策に効果的な野菜は…もじゃもじゃ緑の細長い●●●
いよいよ夏本番。ビアガーデンや居酒屋などでお酒を飲む回数も増えてくるだろうが、つい飲みすぎて、翌日の仕事がつらい…なんて経験をした人も多いはず。だが最近の研究で悪酔いの原因となる物質の排除を促す成分の存在が明らかになった。それは、ブロッコリーのスプラウト(新芽)に多く含まれる「スルフォラファン」という成分。一体、どんな成分なのか。
ブロッコリースプラウトは、ビタミンA・C・Eや鉄分などが豊富なのが特徴。それに加え、スルフォラファンという、解毒酵素や抗酸化成分の活性化を高める作用があるとされる成分も多く含まれる。スルフォラファンは、植物性食品に含まれる成分によるガン予防の第一人者である、米国のJohns Hopkins医科大学のPaul Talalay教授によって発見された。
ブロッコリーのスプラウト以外にも、カリフラワーやキャベツ、かいわれ大根などにも似た成分を含むものがある。ハムで巻いたり、他の野菜やドレッシングと和えてサラダにしたり、納豆にあえたりなど、簡単な調理でおいしいレシピが作れるのも利点だ。
では、われわれがお酒を飲む際、スルフォラファンは、どのような働きを体内で行っているのだろうか。