”自己分析 やればやるほど 自己嫌悪” - 「就活川柳2013」受賞作発表
最優秀作品(大賞)には、「就活で 父の偉大さ 思い知る」(ぽわさん)が選ばれた。作者はこの川柳について、「就活で色んなつらい経験をして、働くってこんなに大変なんだと思い知りました。そんな中で何十年も働いて、大学にまで行かせてくれる父は本当にすごいんだなあと実感。お父さん、もうクサイなんていいません。いつもありがとう」というコメントを寄せている。
また、優秀作品には、なかなか選考結果がこないときの気持ちをうたった「ねぇなんで!?連絡するって言ったじゃない!?」(あきあかさん)と、私服で参加したもののスーツが大半だったときの不安を詠んだ「『私服も可』信じた結果みなスーツ」(ていらさん)が選ばれた。
そのほか佳作として、「ゆとり世代誰が言ったか知らないがゆとりをくれよと願う僕」(A.Kさん)、「面接官頑張ってねと微笑んだ通過したのか別れの言葉か」(かなちゅんさん)、「自己分析やればやるほど自己嫌悪」(森さん)、「非通知がついに鳴ったよ悲痛散る」(NNさん)など7首が選ばれている。
今年は「減るものは持ち駒よりもバッテリー瀕死間際の身体とスマホ」や「道迷いGoogleマップに八つ当たり」などスマートフォンにまつわる句のほか、エントリーした企業から選考結果の連絡が来ない”サイレント”など、就活生の中では浸透している皮肉めいた共通語が多数詠まれた。
また、ゆとり世代と言われていても就活では「ゆとりがない」現状や、ゆとり世代だからといって仕事ができないと思われたくない気持ちを表現した句もみられたとのこと。
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