ドッグライフカウンセラーとは-難易度の高いカウンセラー認定資格
■総合的な知識と経験、判断力や表現力が必要になる
NPO法人社会動物環境整備協会によって認定されるカウンセラー認定資格で、人間と犬の社会生活全般に関する内容を扱います。必要な知識範囲が広いためペット関連の民間資格の中でも難しく、合格率は30%ほどとなっています。悩める飼い主のために的確なアドバイスを行い、人間とペットが幸せに長く暮らしていけるような環境を整えていくことが仕事になります。
■ドッグライフカウンセラーになるには
受験資格は特になく、試験に合格することで資格を取得できます。公式サイトの発表によると、2013年現在では合格者が約2,300人です。
試験日:年1~2回
出題形式:記号選択および記述形式、小論文形式による筆記試験
出題範囲:協会発行のドッグライフカウンセラー教本「素晴らしき家族」(送料込み4,000円)より。
その他応用問題、一般社会常識、時事ニュースなど
試験内容:犬の飼育に関する総合知識、飼育相談員としての回答方法など
合格基準:100点満点中70点以上
受験料:10,000円
試験会場:東京、大阪、福岡
そのほか、愛犬家向けのイベントが毎月第4土曜日に行われています。事前の予約なしで無料参加が可能なので、足を運んでみるといいでしょう。試験前には「ドッグライフカウンセラーに必要な基礎知識講座」も開講されますので、日程を確認しておくことをオススメします。
参考サイト:社会動物環境整備協会
■多くの犬と接し、犬を知る
犬の歴史や種類別の特徴、病気の種類や予防の仕方、マナーや散歩の方法、しつけに関することなど、出題内容や範囲の広さは相当なもの。当然、犬が好きでなければ資格取得は困難です。仕事を始めるようになれば個体差によるアドバイスも必要になるため、様々な犬と接することで経験をつんでいくことが必要になるでしょう。
資格取得を目指すのは動物病院やペットショップで働く人など、また飼い主が個人的に取得するケースもあります。動物保護のボランティアなどでも役に立ちますから、犬と関わることが多い人はぜひ取得を目指してみると良いでしょう。
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