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【雑学キング!】下町で大人気、うわさの「ホッピー」ってどんなお酒なの?

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東京の下町・上野をぶらぶらと歩いていると、次々に目に入ってくる「ホッピー」の文字。やけに愉快な印象を受ける字面ではありますが、下町の居酒屋にはビールよりも、デカデカと「ホッピー」の文字が大きく扱われています。そんなに人気なのでしょうか。あまりお酒に詳しくない私ですが、好奇心だけは人一倍旺盛。そのまま居酒屋に入って、突撃取材して参りました。お姉さん、ホッピー一杯ください!



そして目の前に差し出されたのは、大きめのグラスに大量の氷、そしてレトロなパッケージが印象的なホッピーの黒ビン。あの、これってどうやって飲めばいいんですか?

「ホッピーはアルコール成分が0.8%しかない、ビール風の低アルコール飲料なんですよ。なので、このまま飲むというよりも焼酎で割って飲むのがポピュラーですね」

それすら知らなかった私は、言われるがままに「焼酎おかわり(180円)」(安すぎる!)を追加注文して、ホッピーと合わせてグルグルとかき混ぜてゴクリ。
おお、乾いたノドに染みこむ清涼感と、ビールの苦味がグイグイ胃袋に流されていきます。後からくる焼酎の香りも良い感じ。焼酎割りということで、微炭酸になって非常に飲みやすい!ただ、当然ながら思っていたよりもビールに近いテイストですね。あの、やっぱりすごい人気なんですか?

「うちのお店では、一番売れていますよ。なんたってホッピーひとつで焼酎、泡盛、梅酒など何でも割れて、3杯はいけますからね。庶民の味方ですよ。ちなみに、市販のりんご酒、桂花陳酒で割って飲むと、あら不思議!なんとファンタの味がするんですよ。ぜひ、一度試してください」

ええー!?ホッピーがファンタに!?そんなファンタジーまで!?すごーい!いやはや、そんなところが下町のサラリーマンから、女性にまで幅広く受け入れられている理由なんですね。
ちなみに、補足するとホッピーはビールがまだまだ高級品だった大正末期ごろに、代用品として登場したのが初めだとか。その後も「ノンアルコールビール(ノンビア)」ブームにも支えられて、現在も根強い人気が。女優の小雪さんがイメージキャラクターを務める「ハイボール」に続いて、「ホッピー」がメジャーになる日も近いかもしれませんね。

ちなみに、お酒に弱い私はホッピーの焼酎割り、梅酒割りをそれぞれ3杯程飲んだところで完全にダウン。店長さんにまで心配されるほどつぶれてしまいました。安くて簡単に酔える「ホッピー」、お財布が寂しいときに飲みましょう。

(柿次郎/オモコロ)

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