【COBCOB世論調査】両親を「おやじ」や「おふくろ」と呼ぶ人たちの実態
単なる妄想だったようです。
何って、よく昼メロなんかで、息子が母親を「おふくろ」と呼ぶアレですよ。てっきり、男の子たちは思春期を経て、青年になる過程で、両親のことを「おやじ」だの「おふくろ」だの言い始めるものだと思っていたのです。
ところがどっこい、20代の読者にアンケートをとったところ、父親のことを「おやじ」と呼んでいる人は、なんと1036人中たったの47人!母親を「おふくろ」と呼ぶ人に至っては、7人しかいませんでした。
また、年齢が上がるにつれて両親の呼び名を変えた経験があるかどうかも調べてみたところ、157人が変えたという結果が出ましたが、ほとんどが「パパ」、「ママ」から「お父さん」、「お母さん」に変わったという答えでした。
こうして私の、「思春期男子のおやじ・おふくろ転換説」は見事打ち砕かれたわけです。
そんな中、「おやじ・おふくろ転換説」にのっとって、ある時期から「おやじ」や「おふくろ」と呼ぶようになった数少ない人たちの理由は、「兄弟がそう呼んでいるから」と「年齢が上がるにつれてパパやお父さんは恥ずかしくなった」というのがほとんど。個人的にはつい昨日まで「お父さん」と呼んでいたのに、急に「おやじ」と呼び始める方が気恥ずかしいように感じるのですが……。
また、捨て置けないポイントは、父親を「おやじ」と呼ぶ人の中には、妙なこだわりを持つ人たちの存在。
●「おやじ」というよりかは、「オヤジ」って感じで呼んでる。
●正確には、「おやぢ」と呼んでいるつもりです。
と、なぜか、発音だけでは表現しきれない表記にこだわっている模様。
勝手なイメージとしては、「親父」だとちゃぶ台をひっくり返しそうなこわ~いカミナリ親父、「おやじ」はボンヤリ、おっとりとしていそうで、「オヤジ」や「おやぢ」だとちゃめっ気たっぷりな雰囲気があります。
以上、今回分かったことは、「思春期男子のおやじ・おふくろ転換説」は単なる妄想であったということ。ぶっきらぼうに「おやじ!」などと言っている男子にもえたくなった際は、昼メロ等を見てお茶を濁していただければと存じる次第です。
(朝井麻由美/プレスラボ)
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