【雑学キング!】企業のサイトって、どうして使いづらかったりするの?
企業などのウェブサイト、見た目ばかりかっこよくて、どこに必要な情報があるのかピンとこず、サイトの中をイライラウロウロ……。皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。私はあります。そんな「迷えるユーザー」の救世主として注目されているサービスがありました。その名もウェブユーザビリティ・コンサルティング。
今回は、最大手新聞社もクライアントとして受け持っているウェブコンサルタント池田朋弘氏に、お話をお聞きしました。
― 企業のウェブサイトで、探している情報がどこにあるか分からず「インターネット迷子」になってしまうことがあります。専門家の立場から見て、この迷子はどうして起こるのですか?
池田:原因は2つあります。
1つは企業の考え・論理と、ユーザーの行動がかみ合っていないこと。もう1つは、インターネットというのは「セルフメディア」であるということです。実店舗での買い物などと違い、インターネットを使うときは基本的にひとりですよね。もし何か困っても、誰も助けてくれないわけです。
― 確かに、サイトごとに案内してくれる店員さんのような人がいれば、長時間画面とにらめっこする必要もなくなりそうですけど、インターネットでは無理ですね。