【エンタメCOBS】モバイルコンテンツ「NHK多言語むかしばなし」で英語学習
学生時代、アルバイト先の居酒屋で、「bill,please!(お勘定!)」と言われて中ジョッキを持って行ったことがあります。お客さんの「?」という顔と、スタッフ内に走った寒い空気が忘れられません。
「ここは日本だし……」と、卒業後はひたすら英語を避けて生活してきましたが、年を重ねるごとにひしひしと感じる国際化の波……。ビジネスで使えるレベルとは言わなくても、せめて日常会話レベルくらいはマスターしておきたいです、やっぱり!
そんなわけで、とにかく最初は英語に慣れた耳になることが重要だと聞いて手に取ってみたのがコチラ。
モバイルコンテンツカード「NHK多言語むかしばなし(上巻)」。NHKデジタルラジオで放送されていた番組を元にした携帯電話用の語学学習コンテンツなんだそう。
本来子どもに聞かせることの多い昔話ならストーリーもシンプルだし、そんなに難しい単語も出てこないはず。英会話能力が中学3年程度でストップしていると思われる私でも、案外聞き取れるのでは!
早速試してみました。
携帯でコンテンツをスタートすると、「桃太郎」、「三枚のお札」、「ねずみの嫁入り」、「うみのみずはなぜからい」、「かさじぞう」の5タイトルが。ここはやはりオーソドックスに「桃太郎」でしょう。ポチっとな!
「Once upon a time, there lived an old man and an old woman……」。紙芝居風の画像とともに、英語の語りが始まります。↑に英文を書き写しましたが、もちろん一文目から聞き取れません。かろうじて、「オールドマンアンドオールドウーマン」が分かった程度。
ストーリーは続きます。やっぱり全然ついていけない……と思いきや、なぜか結構聞き取れます!恐らく、まったく知らない物語だったら最初の1分程度で挫折していたかと思いますが、展開をバッチリ知っているので聞き取れる部分が多い。
これはなかなかうれしいぞ。
一度聞き終わった後、今度は英語の字幕付きで見てみました。そう、このコンテンツ、英語と日本語の音声、字幕をそれぞれ選ぶことができるのです(字幕なしもアリ)。英語の字幕付きで英語を聞くことで、聞き取れなかった部分も「こんな英文だったんだ!」と納得。
やはり、昔話なのでそんなに難しい単語や言い回しは出てきません。一文も短いので本当に初心者に優しい。桃太郎が鬼ヶ島についた場面で鬼たちに告げる「I’ve come to teach you a lesson!」というセリフを「お前にレッスンを教えてやるぞ」と訳して「??」でしたが、字幕を見たところ「お前たちを懲らしめに来たぞ」。ふ~む、「懲らしめる」ってそういう言い回しもあるんですね。
……って、みんな知ってる表現ですか?(汗)
ストーリーはすべて5分程度で終了。繰り返し聞くにもちょうどいい長さかも。よし、今日からは歯磨きタイムの5分間を英語学習に……。ちなみに、「モバイルコンテンツカード」とは、マイクロSDカードにコンテンツを収録したものなので、携帯で見てもパケット通信料がかからず、電波状況にも左右されません。
いやあ、何がうれしかったって、こんな私でも聞き取れる部分の多かったこと(といっても半分程度ですが)。調子に乗って今後もレッスンを続けたいと思います。ストーリーの内容を知らない「うみのみずはなぜからい」にも、いつか挑んでやるからね!
(小川たまか/プレスラボ)
【関連リンク】
多言語むかしばなし・上巻
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