【エンタメCOBS】こんなにある! トランプの「大貧民」「大富豪」のローカルルール(前)
ローカルルールの多いトランプゲームといえば「大貧民」。
そもそも、「大貧民」ではなく、「大富豪」と呼ぶ地域もあり、ゲーム名からしてすでにローカル対立があるわけです。私は「大貧民」と呼ぶ地域で育ったため、「大富豪」と言われると少しムズムズしてしまいます。この際、はっきりさせましょう、あのゲームは「大貧民」、「大富豪」どっちの名前がメジャーなのか。そして、一体どれだけローカルルールが存在するのか!20代読者、約700名にアンケートをとりました。
(Photo by june29,Some rights reserved)
まずはゲーム名について調査したところ、61%が「大富豪」、39%が「大貧民」という結果に。そうですか、「大富豪」と呼ぶ方が一般的なのですね。「大貧民」と呼ぶわが地域は、非メジャーの烙印(らくいん)を押されました。
どちらの割合が多かろうと別段困るわけではありませんが、地味にガッカリ。「大富豪」か……違和感を覚えます(ムズムズ)。
そして、ローカルルールに関しては、それはもう多種多様なルールが出てくる出てくる。比較的有名と思われるルールに関して知っているか否かを調べてみたら、以下のような結果となりました。
1位:革命(同じ数字を4つだし、カードの強さが逆転)---90%
2位:革命返し(革命された直後に再び同じ数字4つを出すと、元に戻る)---72%
2位(同率):8切り(8を出せばその場が流れる)---72%
4位:縛り(前の人と同じマークを出すとその場はそのマークしか出せなくなる)---58%
4位(同率):階段(同じマークで3つ以上連続しているカードを出す)---58%
6位:2&ジョーカー上がりなし(2、ジョーカーを出して上がれない)---53%
7位:ダイヤの3(ダイヤの3を持ってる人からスタート)---48%
8位:スペ3(ジョーカーの上にスペードの3を出せる)---35%
9位:イレブンバック(Jの後は10以下の数字を出していく)---32%
ほとんどの人が知っていた「革命」関連のルール。ここから派生したローカルルールが「階段革命」や「クーデター」です。「階段革命」はその名の通り、同じマークで数字が連続しているカードを4枚以上出すと、革命が起こります。「クーデター」は9を3枚出すと、革命と同じ効果になるとか。
また、8位の「スペ3」の亜種として、ジョーカーの上に出せるのは「3枚の3」としている地域もあるようです。
知っているものはいくつありましたか?しかし、こんなのまだまだ序の口!鬼のように存在するマニアックなローカルルールは、本日2度目の更新で『こんなにある!トランプの「大貧民」「大富豪」のローカルルール(後)』でたっぷりご紹介します。乞うご期待!
(朝井麻由美/プレスラボ)
【関連リンク】
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ゲーム名は「大貧民」や「大富豪」のほかに、「下剋上」、「貴族」という呼び名もあるそうです