【雑学キング!】なぜお茶で飲まない方がいいの? 薬の正しい飲み方指南
いよいよ寒くなり、風邪もひきやすい季節。薬を飲むときに地味に気になることと言えば何と一緒に飲めばいいのか、ということ。一度風邪をひくと2、3週間は治らない私にとっては死活問題です。一般的には水で飲むのがよいと言われていますが、これは一体なぜなのでしょう?つい面倒で、お茶やジュースなど手近にあるもので飲んでしまう人も多いのではないでしょうか。水以外のもので飲んでも死にはしないとは思いますが、なにしろ相手は「薬」。なめてかかっては酷い目に遭いそうな気がします。
酷い目に遭うのだけは避けたい私は、都内病院にお勤めの薬剤師Nさんに、お話を伺ってきました。
――よく、薬を飲むときは水でと言われますが、あれはなぜですか?いつもそこらへんにあるお茶なんかで飲んでしまうのですが。
「絶対に水で飲まなければならないってわけではないのですよ。ただ、薬によっては、水以外のもので飲むと効果が薄れることがあります。例えば、コーヒーやお茶には"タンニン"という成分が入っているのですが、この"タンニン"の作用で、薬成分の吸収が悪くなるものもあります」
水以外で飲むと、胃の中で何だかよく分からない化学反応が起こって酷い目に……というわけではないのですね、よかった。