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【エンタメCOBS】渋滞を予測するお仕事、『渋滞予報士』って知ってますか?

マイナビニュース

大型連休シーズンになると、必ず耳にする渋滞ニュース。今年のシルバーウィーク中での最大渋滞延長は9月21日、東北道下り線佐野SA付近(栃木県下都賀郡岩舟町付近)で発生したもので約60.1kmもあったとか!60km、気が遠くなりそう……。

こうした「渋滞」を、テレビで見る気象予報士のように予測してくれる「渋滞予報士」という人がいるそうです。あまり耳慣れない仕事だと思いますが、普段の仕事ぶりについて、渋滞予報士の原山哲郎さん(NEXCO東日本関東支社道路管制センター)に聞きました!


――渋滞予報士って、どのような仕事をしている人のことですか?

「愛称として『渋滞予報士』を名乗っておりますが、普段はNEXCO東日本関東支社にて渋滞予測に携わっていまして、公の資格ではないんです。お客さまに高速道路を快適にご利用いただくため、年間を通じて渋滞を予測したり、管内の渋滞を削減する対策も行っています」(原山哲郎さん)

――どのように予報を行うんですか。

「過去3年の渋滞実績データを元に、曜日や休日の配列、イベント開催日などを考慮して実施しています。今年の場合、3月末からETC休日特別割引が導入されたことも考慮しました。過去のデータを元に予報するという点は気象予報士と変わらないかもしれません」

――私が渋滞予報士だったら、予測が当たるたびに喜んでしまいそうです。


「予測が当たるという意味に関しては……、うれしいかもしれませんね(笑)。ですが、私たちの目的は、渋滞予測を見たお客さまが渋滞を回避していただき、その結果として高速道路の分散利用が促進されること。つまり、渋滞を減らすことが目標なのです。この渋滞予測や対策で渋滞が減っている様子をみているときは、とてもやりがいを感じますね」

――渋滞が起こりやすい場所ってあるのでしょうか?

「渋滞は、長い上り坂がある区間や下り坂から上り坂に変わる地点(『サグ』と呼ぶらしい)で発生しやすいことがわかっています。こうした区間では気づかないうちに速度を落とす車があり、そこへ一定以上の交通量が加わると後からきた車との車間距離が詰まり、渋滞が起きやすいのです。ほかにも、交通量が増えると車線の利用率が高くなる追い越し車線から渋滞が発生しやすいことがわかっています」
――ETC休日特別割引による影響は、ニュースでも報道されていました。あまりにも渋滞の列が長くて、ビックリしました!今回、民主党が与党になって、高速道路をすべて無料にするという改正案が出ていますが……。やはり、今よりも渋滞は増えてしまうのでしょうか?

「現段階において、高速道路の無料化がどのような形で実施されるのかが未定で分析できないため、まだわからないですね」

――最後に。
私たちでも渋滞の予測を立てることはできるのでしょうか。予測の立て方、あれば知りたいです!

「過去のデータや周辺状況などを総合的に分析して行っているので、利用者が正確に予測を立てるのは難しいかと。しかし、お客さまのなかには高速道路内で混雑しやすい個所や時間を把握している方もいらっしゃいます。そうした方については、経験的に渋滞が発生する・しないの見当がついているのではないかと考えています」

――ありがとうございました。

私たちが車の中で渋滞に苦しまないよう、頑張っている人がいるんですね!なんだか、心強くなってきました。

(吉住夏樹/プレスラボ)

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