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【エンタメCOBS】ミステリーとサスペンスの違いってなぁに?

マイナビニュース

つい先日、本好きの友人と話しているときに飛び出た疑問。「ミステリーとサスペンスの違いって、何なの?」。その後、友人たちと「人が死ぬか死なないか」「探偵が登場するかしないか」など色んな意見を交わすも、結論には至らず……。

ミステリーとサスペンス。その決定打となるような違いとは、一体何なのでしょうか。非常に気になるので、調べてみました!


まずは、コブス世代たちが持つ、ミステリーとサスペンスのイメージを調査!ひょっとすると、このなかから貴重な答えが見つかるかも?

■「ミステリーは古い洋館の中で、なぜか1人ずついなくなっていくようなイメージがある。サスペンスはがけの上で人が追い詰められていたり、ちょっとお色気シーンがあったりする」(29歳/webコンサルティング)

ミステリーのイメージは、アガサ・クリスティ作『そして誰もいなくなった』によるものなのでしょうか。サスペンスについては……、これって「火曜サスペンス劇場」じゃないですか!

■「ミステリーは神秘的なイメージがあるから、誰も死なない。
サスペンスは逆で、誰か1人は死んでしまう」(27歳/インストラクター)

「誰かが死ぬ、死なない」というところで線引きをしている様子。でも、ミステリーと呼ばれるジャンルのもので、誰か死んでしまうようなシーンをみたことがあるような……。

■「ミステリーは古典っぽいイメージ。でもサスペンスは現代っぽい」(28歳/ライター)

こちらの方は、古典的か現代的かで線引き。

ミステリーは、古い洋館で神秘的で古典っぽいイメージ。サスペンスはがけの上とお色気シーンがあって誰かが死んでしまうイメージがあるようですね。さて、ミステリーとサスペンスの違いとは?ミステリー・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版「東京創元社」広報担当者さんに聞きました!

「ストーリーのなかに謎解きの仕掛けがあり、クライマックスへと近づくにつれ、読者たちに『そうだったのか!』と納得させてくれるのが、ミステリー。そういった謎解きの仕掛けがなくとも、ストーリーのなかで終始読者に『どうなるの!?』とアクションやスリラーで緊迫感や恐怖感、危機感を与え続けるのがサスペンスです」(東京創元社広報担当者)

――謎解きがあるかないか、緊迫感や恐怖感があるかないか、という違いだったんですね。
でも、ミステリーのなかにだって緊迫感を感じられるものもあるような……。

「2つとも、物語を作る上で与えられているジャンルのこと。とはいえ、最近ではジャンルを大きくくくる人が多く、ミステリーとサスペンスを混同している作品が多々見られます」

――ミステリーとサスペンスの線引きが難しいわけです!

「例えば『刑事コロンボ』。この作品は、視聴者にとって犯人がわかるところからスタートし、刑事であるコロンボがその犯行を暴いていくという過程になります」

――犯人がわかっているから、謎解きじゃない!?でも、犯行を暴いていく過程は、謎解きのような気がするし……。

「コロンボが犯人を追い詰めていく緊迫感から、サスペンスとしてもとらえることができます。ですが、犯行を暴いていく過程としてはミステリーということに」

――となると……、ますます線引きが……。

「『刑事コロンボ』のように、ミステリーの要素もサスペンの要素も兼ねそろえているものも多いので……、作品で分けるのは難しいかもしれないですね(笑)」

――ありがとうございました。
なんとも奥深い、ミステリーとサスペンスの世界。
『この作品は、ミステリー的な要素が強いのかどうか』なんて考えながら、本を読んだり映画を観たりするのも、楽しいかもしれませんよ?

(吉住夏樹/プレスラボ)

※うーむ。分かったような、分からなかったような。ただ、謎解きがあるかないかはジャンルを分ける上で大きなヒントになることは分かりました。(編集部・梅田)

【関連リンク】

東京創元社
ミステリーとサスペンスの違いについて教えてくれた、東京創元社さんのオフィシャルサイト。面白そうな本がいっぱい

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