【コブスくんの使えそうな仕事術】どうやったら“偉人”になれるの? 偉人研究家に聞いた
いくつか選ばせてもらえれば、65歳にして成功をつかんだカーネル・サンダースは日本ではあまりメジャーではありませんが、アメリカではまさにアメリカンドリームと呼ばれています。そして作家として同業である菊池寛さんあたりはすごく好きです。現在の週刊誌のフォーマットを作ったのはこの人ですからね。この人は将棋をやるな、と社員に注意しながら、自らはそのおきてを破って将棋を差すことがあったりと、決して優秀な人間じゃなかった。だからこそ、面白い雑誌が作れたのかもしれません」
ここでふと気になった。数々の偉人の人生を調べてきた山口さんなら、偉人になる人に多い傾向や条件のようなものが分かるのかもしれない。無理を承知で、山口さんに偉人になりうる人の条件を提示してもらった。
☆他人のアドバイスを聞かない
これは山口さんいわく、真っ先に思いつく条件だという。
ヘンリー・フォードは何があっても自分の意見を優先し周囲の助言を決して聞き入れることはなかったという。経営者と言えば社交力が問われそうなモノだが、意外に時代を切り開いた偉人はわがままな偏屈モノばかりだったのだ。これは意外だ。
☆自分のやりたいことがはっきりしている
本田宗一郎は一貫して技術者であり続けた。