【突撃!COBS】光化学スモッグって最近聞かないけどどうなったの?
光化学スモッグ注意報って言葉を覚えていますか?住んでいる地域によりますが、僕の地元ではたまにあって、注意報が発令されるとどこからともなく不穏な放送が流れるのが印象的だったと思います。「光…化学スモッグが……発令中です……」。それはたしかフィルターの掛かった曇りがちな女性の声で、ゆっくりと単調に、だが確実に、当時小学生だった僕の脳裏にある種の“不気味な存在”を印象付けたものでした。
しかしあれから月日はたって、近ごろはめっきりと光化学スモッグの放送を聞かなくなりました。それはそれで環境には良いことなのだとは思えど、かつてあれほど頻繁に耳にした注意報を聞かなくなったというのはどこか気がかりでもあります。そんなに空気がきれいになったとも思えないしなあ。というわけで、東京都環境局環境改善部大気保全課のIさんにお話を伺いました。
(Photo by:pfala)
――最近はどうですかね?
「今も注意報の発令自体はありますよ。
以前に比べて減ってきてはいますが、まったく無くなったというわけではありません。東京に関して言えば、統計を見ていただくとその発生状況がわかると思います」
参照:東京都環境局ウェブサイト
※2009年は、取材当日(11月17日)