【エンタメCOBS】意外と敷居が高そうな『お笑いライブ』を楽しむ方法
お笑いブームが定着したようにも思われる今日このごろ。
私も毎日テレビにかじりついてお笑い番組を見ていますが、ちょっと敷居が高いか興味はありつつもなかなかお笑いライブに行けずじまいでした。
しかし、お笑い好きを名乗る以上、ぜひ一度は行ってみなければ!でなきゃお笑い語れないんじゃないの!? でも、どんな格好をしていけばいいの?なんか持って行くものは?分からないことばかりなので、年間100本以上のライブに行っているというお笑い通のSさん(32歳/技術系)とYさん(28歳/出版)にお話を聞いてみました。
――年間100本ということは、月に最低8本以上ということですよね。それだけ足を運ばせるお笑いライブの面白さってなんでしょう?
Sさん「芸人さんと同じ空間にいるという臨場感や生ならではの緊張感ですね。会場に居るしか体験できないプレミア感が味わえます」
Yさん「同じネタでも、テレビでは基本、短くなっているので、ネタの『遊び部分』も見られるのはいいですね。あと、テレビでは見られない素の部分や、きわどい発言も多々あるので、そういうのが好きな人は特に楽しめると思います(笑)」
――なるほど。そのようにお笑いライブに行く中で持っていくといいなーというものってあります?
Sさん「劇場は空調の関係で客席が寒いことが多くて。
特に夏場。ひざ掛けやストールがあるといいかも。あと、終演後だけでなく、たまに事前アンケートをライブで使用することがあるので、筆記具は持って行ったほうが無難です」
Yさん「うん、筆記具はあると便利。ライブによっては15組ぐらい出てくるので、コンビ名とやったネタのタイトルをメモしておくといいかも。飲食がOKなら、笑うとのどがかわくので、飲み物はあったほうが良いですね」
――初めてライブに行く人に「こうすると楽しい!」というオススメの楽しみ方ってありますか?
Yさん「なんでしょうね……。1人で行くのもいいけど、友達と一緒に行ったほうが楽しいかな。終わったあとライブの感想を言い合うのも楽しみのひとつです」
Sさん「肩の力を抜いて気楽に見に行くのがいいと思います。敷居が高いなんてことは全くないので。
あとは、自分がされたらイヤなことをしない、という基本的な観劇のマナーを守ればいいかと」
Yさん「笑うのはいいんですけど、大きな声でおしゃべりする人もたまにいるので。中には、ネタ中に芸人さんに話しかける人も……」
Sさん「目当てじゃない芸人さんの出番だからってしゃべっちゃう人、いるんですよねぇ(苦笑)」
――最低限のマナーは守ってほしいと。
Yさん「聞くと当たり前のことばかりなんですけど、実際に行くと守れない人がたくさんいるのがちょっと悲しいところです」
――最後に、劇場に行った際、注目してほしい芸人さんがいらしたらぜひ!
Sさん「カリカ、犬の心、ライスです。カリカは突拍子もない世界観のコントがくせになります」
Yさん「私は囲碁将棋とチーモンチョーチュウ。囲碁将棋は若手の注目株で、同期はハリセンボンとかしずるですね。チーモンチョーチュウは不条理なボケの白井さんと保護者のようなやさしいツッコミの菊地さんの漫才が絶妙です」
実は一番、白熱したのが、ライブ中のマナーについて。「そんな人いるんですか!?」というような奇想天外な方もいらっしゃるようで……。Sさんは、お風呂に入っていないとしか思えない人が隣に座り、ネタの記憶がほとんど残らなかったことがあるそうな。
リラックスしつつも、くれぐれもマナーには気をつけたいところ。
年末のM-1グランプリも近づいてきましたし、この冬はお笑いライブで笑って体を温めてみてはいかが?
(ふくだりょうこ/プレスラボ)
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